見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~


恥ずかしさを打ち払うように、私は踵を返すとコップに水をいれた。

渇いた喉に一気に流し込む。



一瞬。



急に飲んだせいか、ぐわりと意識が揺れた気がした。


ダンっ、とコップを置いて、それでもその勢いのまま台所から出ようと踏み出した―――



けど。




あ…れ…。
< 55 / 337 >

この作品をシェア

pagetop