ただの幼なじみじゃいられない!
「そっか。ありがとう!」
あたしは、教えてくれた女の子に頭を軽く下げてお礼を言った。
やっぱり、移動教室だったんだな…。
どうする?
ここで爽太を待ってる…?
んー、でも…今ものすごく爽太に会いたい。
早く会いたいんだ。
爽太を、迎えに行こう…!
あたしはぱたぱたと小走りで美術室へ向かった。
美術室へ向かう途中、ちらちら爽太と同じクラスの人があたしと反対方向に…つまり教室に戻っていくのがうかがえた。
でも、爽太の姿はなかった。
いつまで、美術室に残ってるんだろう。