私の思い~きっかけとタイミング~
余分な説明が要らない。

とても楽なのだ。

私はまじまじと恵太さんの顔を見る。

「何?」

もう恵太さんは私にすっかり警戒を解いているのが分かる。

「恵太さんこそ私に合わせたりしてないですよね?」

ん?そんな表情を見せる恵太さん。

「正直恐ろしいぐらい普段の俺だと思うよ。」

ちょっと安心した。

なかなかいい雰囲気で喋りをしながら食べ始める。

私は何度かパスタをうまくフォークに巻けなかった。

緊張は抜けきらない。

食べ終わると、私達は駐車場に出る。

「また電話する。」

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