私の思い~きっかけとタイミング~
恵太side
本当に手のかかる奴だ。

俺は横で眠っている美紗の髪に手を添える。

あの上司から美紗をせっかく連れ戻したのに、美紗には俺の気持ちがさっぱり伝わらない。

上司の誘いとはいえ、夕飯にしては遅い時間にのこのこと出て行った美紗の無防備さに俺はムカついていた。

いや、そうではない。

これは俺のやきもちだ。

でもそんな事はどうでも良い。

その後の拗ねた美紗はかなり強情だった。

美紗の俺に対する気持ちにまだ俺が不安な時に、俺にとってかなりのダメージに感じた。

でもそんな俺に美紗は言ってくれた。

「私のする事は、どうしてそうやって恵太の気に障ってしまうの?全然そんなつもりはないのに…。私は恵太が好きで好きでたまらないだけなのに…。」

美紗の本心を聞けたような気がしたあの言葉は、無性に嬉しかった。

これで美紗が抱けると思った。
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