私の思い~きっかけとタイミング~

するりと逃げられてしまった。

まっ、それは今度のお楽しみだ。

俺は美紗の言う通り、ゆっくりとシャワーを浴びる。

美紗の身体を思い浮かべながら。

俺は頭を拭きながら、リビングへ行く。

「コーヒー入れるから。」

美紗がにっこりと微笑む。

良いな…。

もう毎日こうして美紗と朝を迎えたい。

今日は昼になってしまったが。

俺はそんな事を思いながら、スマホを確認する。

あれ?一件着信がある。

「山本先生からだ。何かあったかな?」

今日は土曜日。

俺達CT技師は交代で回しているが、午前中病院は外来診察をしている。
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