私の思い~きっかけとタイミング~

俺が指導係を務めている。

「どうしたんですか?今日は落ち着きがないですよね?」

何だかそんな俺を見て、楽しんでいるようだ。

「まあ、大人には大人の事情があるんだ。」

後輩相手にこんな恥ずかしい事は言えない。

適当にごまかした。

「先生、今度のお休みは時間あります?」

「何かあったか?」

俺は彼女を振り返った。

まだ幼さが残るその笑顔。

ロリコン好きな男ならイチコロだろう。

でも俺にはそんな趣味はない。

「内科の山路先生の結婚祝いのプレゼントを買ってくるように頼まれちゃったんです。一緒に行って頂けませんか?私、結婚祝いなんて何を送ったらいいか分からなくて…。」

そう言えば、内科の先生達が俺達も巻き込んでみんなで記念品を贈ろうとか言ったな。
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