私の思い~きっかけとタイミング~
時間外のカルテは手書きをしたので、これから総合受付の方で電子カルテに入力してくれるんだろう。

「良いよ。ちょっと確認だけして、また俺が戻しておくよ。」

俺はカルテを持って、自分のデスクに向かう。

「分かりました。じゃあ私は少し総合受付に行ってきます。席を外しますのでよろしくお願いします。」

そう言って完全に出て行った津田を確認して、戻ってくる様子がない事をさらに確認すると、俺は慌ててカルテを覗く。

あった。

連絡先は固定電話ではなく、携帯のようだ。

それならば、実家に居るというわけではなさそうだな。

やはりあの歳なら、一人暮らしか。

俺はデスクの上のメモにその番号を控える。

よし、これで俺からも連絡が出来る。

俺はとても大事な物を扱うかのように、そのメモを無くさない様に白衣の内ポケットに入れる。

そしてカルテに必要な事を書き込む。

< 93 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop