ねぇ、聞いて。
ってことは… もしかして助けてくれた?
あの人が…私を?
なんで?
「魅音、さっきから何一人で百面相してんの?笑」
と愛美に笑われた。
あんな冷たそうなぶっきらぼうな人が…
いくら考えても分からなかった。
まぁ、助けてくれたのかもしれないし
助ける気なかったとしてもおかげさまで怪我せずに痛い重いしないですんだし、
お礼ぐらいは言っとかないと…
あの態度はちょっとムカつくんだけど
まぁ、私が悪いしね。
私は今度会ったらお礼を言うことにした。