ねぇ、聞いて。




「行くぞ。」

そう言ってヘルメットを被らせてきた太陽。

「行くってどこに?」

「行ってからのお楽しみ。」


そう言って私を後ろに乗せて走り出した。


気づけば海沿いを走っていた。


潮の香りがする。

潮風が当たって気持ちいい。


2時間ぐらい走ってついた先は



「すっごーーーーい!!!!」


一面に広がるひまわり畑。


何万本ものひまわりが全部同じ方を向いている。


その先には太陽。











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