光の少女Ⅳ【神魔界編】

第4章 一時の再会

1


「・・・・・・?」


少し意識が回復してきて、花音はぼんやりと目を開ける。

すると、目に入ったのは天井で、自分がベッドに寝かされているのに気付いた。


「ピ?ピィ、ピイィ!」


枕元にいた白亜が、花音が気が付いたことを教えるように鳴き声を上げる。

するとすぐに扉を開ける音がして、見たことのない男性が入ってきた。


「よかった。気がつきましたか」

「あの、えっと」

「ああ、失礼。私は軍医です。少し診察してもよろしいですか」


その言葉に頷くと、軍医だと名乗った男性は花音の近くに来た。

「まだ熱はありますね。身体の痛みは?」

「・・・今は、大丈夫です」

「そうですか。痛みに関しては、薬が効いているのかもしれませんね」


カルテのようなものに書き込みながら、軍医の男性が言う。



「あの、私、一体どうなったんですか?痛みはないんですけど、身体が凄く怠くて、息苦しいっていうか・・・」

「そうですね。それに関しては、皆さんも含めて説明しましょう。少し待っていてくださいね」


そう言って、男性は一度出ていったが、すぐに戻ってくる。

戻ってきた男性は、車椅子を押してきていて、一体何を説明されるのかと不安になった。
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