光の少女Ⅳ【神魔界編】
黄牙を連れて中央塔に戻ると、神麗が待っていた。
「来たわね、いらっしゃい」
「来たわねって、知ってたんですか?」
「ええ、沙羅さんからの手紙に書いてあったからね。そろそろだと、思っていたの。さぁ、皆はもう集めてあるから、行きましょうか」
そう言うと、神麗は踵を返した。
神麗と黄牙と共に神界軍本部へと入ると、難しそうな表情をした神蘭達や、総長、副総長の姿があった。
(何か、複雑そうだなぁ)
黄牙の場合、半分は神族であるからか強制排除が出来ないが、やはり魔族の血も入っていることを複雑に思っているようだった。
「・・・それで、神麗の話だと、何か報告があるということだったが」
「ああ」
口を開いた総長に、黄牙は頷いた。
「まず、俺達が魔界に行った理由だが、一度魔界に行った時にあるものを発見したからだ」
「それは?」
「・・・神族に対する兵器のようなものだった。その時俺達が確認したもの以外にも、色々と用意していたみたいだな」
その言葉に、花音は魔族の里で神蘭達の力を封じていた装置を思い出す。
それは神蘭達も同じようだった。
「来たわね、いらっしゃい」
「来たわねって、知ってたんですか?」
「ええ、沙羅さんからの手紙に書いてあったからね。そろそろだと、思っていたの。さぁ、皆はもう集めてあるから、行きましょうか」
そう言うと、神麗は踵を返した。
神麗と黄牙と共に神界軍本部へと入ると、難しそうな表情をした神蘭達や、総長、副総長の姿があった。
(何か、複雑そうだなぁ)
黄牙の場合、半分は神族であるからか強制排除が出来ないが、やはり魔族の血も入っていることを複雑に思っているようだった。
「・・・それで、神麗の話だと、何か報告があるということだったが」
「ああ」
口を開いた総長に、黄牙は頷いた。
「まず、俺達が魔界に行った理由だが、一度魔界に行った時にあるものを発見したからだ」
「それは?」
「・・・神族に対する兵器のようなものだった。その時俺達が確認したもの以外にも、色々と用意していたみたいだな」
その言葉に、花音は魔族の里で神蘭達の力を封じていた装置を思い出す。
それは神蘭達も同じようだった。