ヲタクな私が絶賛モテ期

「相変わらず滝島先輩はお調子者でさー、影野様が滝島先輩の頭小突いてて目の保養だったよ～～」

「ふーん…」

性格とかまでは把握してないなー、
ただこの学校にそんな人がいるってだけで。

「まあ私には興味ないんだけどね～」

そうさっこに言うとえー！と言われてしまった。

「ていうかあんた彼氏いるじゃん」
「それとこれとは違うじゃん～」

どう違うのか彼氏いない暦１６年の私にはわかりません。

「目の保養と本命は違うの！大体の女子はそうなんじゃない？それか二人のどちらかとお近づきになりたいって人の二択。」

「なんともずうずうしい」

若干あきれながら話を聞いていると、後ろから本当そうだよね～と誰かが会話に入ってきた。

「え？」
「！？たっ、滝島先輩！？」

なんと、目の前にいたのは噂の二人だった。