好きになった相手には大体相手がいるんです

ハツキス

会社を出ると悠木君はタクシーをつかまえて昨日宿泊したホテルと

同じホテル名を運転手に告げた。

昨日の事が一瞬よみがえり私は悠木君の顔を見た。

悠木君は私の手を絶対離さないと言わんばかりにギュッと握りしめた。


連泊なのだろうか部屋は昨日と同じだった。

「ほ・・本当に昨日の続き・・するの?」

「嫌?」

そういう聞き方反則だよ。

私が嫌って言えばきっと寂しそうな顔して君が嫌ならいいんだとか

言うんだよね。

だからって、いいですよって即答できなかった。

それには理由があった。
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