アイスクリーム男子の作り方【アイスクリームの美味しい食し方番外編】
濡れた髪、
ぼたぼたと落ちるのは、
それだけじゃ無かった。
膝を抱えて、
ボロボロと涙をこぼしている。
あの時みたいだ。
だけど、俺は、決めていた。
あの赤い頭の俺の話はしない、と。
俺ともう一度、
始めから出会って欲しいから。
ま、単純に、
お兄ちゃん、と呼ばれたくない
というのもあるが。
俺は深呼吸して、
言葉を発した。
「なんでこんなとこで泣いているのですか?」
自分でも驚くほど、
緊張して、
冷たい言い方になってしまったのだ。