ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
飲んでは寝ての繰り返し。

次に起きた時がいつなのか…
もう分からなかったし、どうでもよかった…
弥生からメールが来ている。

《メリークリスマース!どうせ一人だろ!飲みに来い!》

…そうか、クリスマス・イブか。

特に弥生に返事はしなかった。

誰かに会うのも面倒だ…

また酒を飲む。
飲みながらサッカーのゲームをする。

眠くなってまた寝る。
コンコン!

…コンコン!

誰か来た…

弥生なら勝手に入ってくる筈。

ぶーんたぁー!

女の声…

ドアを開ける。

『メリークリスマース!!』

『…さつき、一人か?』

『うん。泊めてくれ!』

『健は?ケンカでもしたのか?』

『めっちゃ酒臭いんですけど…って言うか入れてよ早く!』

ぼくは無理やり入ってくるさつきを遮った。
…遮った手がチョッと胸にあたり…

『おっ ワリィ』
『健がいねぇーのに泊める訳にはいかねぇっつうの。部屋にもいれねぇーよ!悪人に追われてるっつうんなら話はべつだけど』

『…追われてるのだ!コイツに!』

弥生が指さした横に健がいた。

『だから言っただろー、ぶん太さん女嫌いなんだよ…ぶん太さん飲みに行きましょうよ』
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