いけてない私の育てかた
あれは確か小4の時だったと思う。

掃除の時間ふざけてる男子に注意してたら鬼先田中が私に向かって、

「ほらっ、喋ってないで掃除しろ!」

いやいや、私は注意しようとしただけですからって言おうと田中の顔を見ただけなのに、

「なんだその目わ!」


なんだその目は?どういうこと?私はただ先生を見ただけだけど。

思い起こせばそんなことはしょっちゅうあった。

ただ、席に座ってボーっと窓の外を見てただけなのに、


「怖っ!早乙女にガンつけられたぜ。」

とか、授業中消しゴムを落とした私が拾おうとしたら隣の男子が先に拾ってくれてお礼を言おうと目があうと、

「うわっ、早乙女のかよ。やべっ、石になっちまう。」

って私はメデューサかっての。

それとよくあったのが少しその人を見てただけなのに必ず相手は視線を感じるらしくこっちを見てきてぎょっとする。距離にして2~30m位なら余裕である。

こんな事があってもまだ幼かった私は余り気にもせず毎日楽しく過ごしていたと思う。でも中学生になってから少しずついくら鈍感な私でもこれはもしや私の容姿に問題があるのでは?と思うようになった。

小学生の時にいた女友達も中学に入ると、

「ほのかちゃんといると男子が話しかけてくれないから。」

って離れて行ってしまった。
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