メガネ殿とお嫁さま
「桜子ちゃんは、
かわいいのう。
理太にいじめらたら、
わしに言いなさい。」
お祖父様は、
にまにましながら、
朝げをほうばった。
2人が3人になっただけで、
何故こんなに空気が変わるんだ。
もう、食堂じゅうに
花が咲いているようだ。
箸を置いて、
桜子さんは、
お祖父様に言った。
「私、今までで一番幸せです。」
と笑って。
どぎゅん!!
な、なんてこと言うんだ。
僕は、
ドギマギしながら、
焼きたてのパンを
ごくりと飲み込んだ。