さよならだね。
Chapter.6

星空の下で




「なにこれ、、」



久しぶりに入った愁くんの部屋は、以前の部屋とは違っていた。


綺麗で清潔感があって、愁くんらしいシックな部屋は、どこにいったんだろう。




あたしが使うことが多くて、綺麗に掃除してたはずのキッチンには、インスタント食品やコンビニ弁当のカラだらけ。


ダイニングテーブルには、ビールの缶やお茶のペットボトル、食べかけのおつまみが転がっていて。


リビングや寝室には、脱ぎっぱなしの服やスーツ、仕事の資料がちらばっている。





愁くんに会いたくて、


やっぱりちゃんと話がしたくて、


あたしの気持ちを伝えたくて、



優華と美奈にも背中を押され、確実に愁くんに会えるようにと、部屋に来た。



勝手に上がるのはダメかなって思ったけど、久しぶりにご飯作って待とうかと、合鍵を使って愁くんの部屋に入った。





まさか、、


こんなことになっているなんて。



この数ヶ月の間、愁くんはどんな生活を送ってたんだろう。



前から、あたしがいるときはご飯を作ったり、溜まった家事をしたりしてたけど、


愁くんも自分で家事はできてたし、



ここまでひどい状態は、一度も見たことがなかったから。




一気に不安がつのる。



愁くんが、変わってしまったのかと、、。



< 399 / 444 >

この作品をシェア

pagetop