病院嫌い


病院の駐車場に着いた。




彩夏はさっきからボーッとしている。
可愛いなあ。




『彩夏、ちょっといい』
そう言って彩夏を抱き上げて車に乗せた。




『春樹、車くらい自分で乗れるよ。』




赤い顔をしながら彩夏はそう言う。




『彩夏がボーッとしているからだろ。
それに彩夏が可愛い顔をしているからつい抱きたくなった。』



『ありがとう。春樹のこと大好き』



チュ



彩夏にキスされた。




『ちょっと、彩夏いきなりはやめろよ』




じゃないと俺、理性が壊れるよ。
でも、ここは病院の駐車場だからおしおきは家に帰ってからだな。



< 71 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop