10年後も、キミと。
雅人くんは、あったかかった。

広い胸、強い腕。

男の人の、ニオイ。


「苦しいよ、雅人くん」


心が、苦しいよ。


「あっ、ごめん。つい気持ちが入っちゃって」


雅人くんは、私をそっと椅子に座らせた。

そして、また曲を弾き始めた。

その曲で、私はまた、癒されていく。
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