私は彼氏の親友と浮気した。


「はい、水。」





一番奥の席に座った私に弘人が水を持ってきてくれた。
……ってこれからどうすればいいの?

何か話を……





「あ、あのさ弘人……」





ドクン…ドクン…



「何?」



「あっと……弘人が私のこと呼んでたって聞いて……その……遅れてごめんね?」



下を向いていた顔を弘人の方に顔を上げていった。




「やだ」



「え?!」



弘人の口からは耳を疑いたくなるような言葉が聞こえた。

や、やだ?
何が?!



「……ひ、弘人?」



私が丁度口を開くと窓際の席の方からすみませんと弘人の方を呼ぶ声があった。
弘人はそれに反応し、
私の言葉をスルーしてそっちに行った。



「はい」



え?!
行っちゃうの?


弘人?





もう、一体何なのよ!


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