この恋、きみ色に染めたなら






『離せ、紗希!
 あたしはあんのクソ男を殴りたいの!
 よくも紗希にそんなこと……!』






怒りでわなわなと燃えている親友を引きとめるのは容易なことではない。




でも私はそんな親友を必死で引きとめる。










『凪、聞いて!
 確かに突然の別れだったし…辛いけど!
 でも私は平気だから!!』






私の言葉に、凪は振り返る。








『紗希、本当に平気なの!?』





『私は平気!』




『絶対の絶対!?
 嘘、ついてない!!?』





『絶対の絶対!
 本当に嘘なしで別れて良かったって思ってるから!』





そこまで言い切ったところで、凪はどうにか分かってくれたのか、再び自分の椅子に腰かけた。










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