彼はクールな総長様【完】
一時間目の終わりのチャイムが鳴った
それと同時に私は屋上を出た
教室に行くと、葵が楽しそうに誰かとメールしてるのが分かった
内容は…
分かった!
○○駅前に学校が終わったら行けばいいんだね!
という内容だろう、と読み取った
手の動きでだいたいの予想はつく
「あっ、お帰り凛」
メールを打ち終わった葵は私に気づいたようで
ケータイを閉まって、私のほうに近づいてきた
「さっきのメールは彼氏と今日のプラン?」
「うん!
すごく楽しみ!!」
とても嬉しそうに笑う葵が可愛くて仕方ない