彼はクールな総長様【完】
「あっ、凛もいるー!」
私が服を脱いでいると、葵が入ってきた
髪はまだ、横でくくっている
身体を洗う時も、私は葵の左側に座った
言う時って今しかないよね?
身体を洗い終えて、私達は誰もいない露天風呂へ
チャプン
「気持ちいいね〜」
「そうだね」
少しの間の沈黙
その沈黙を破ったのは私
「葵、朝言った話したいことなんだけど…」
「うん。何?」
「葵が誘拐された時あるじゃん?
それを助けたのは【夜叉】
その【夜叉】はね
私なんだ」