地獄先生

3


6月の終わり頃のこと。

放課後、友だちとお喋りしながら
校門を出て、しばらく
学校のフェンス沿いを
歩いていました。

私は、歩きながら
古川先生の可愛さについて
熱弁していたのです。

その時、フェンスの内側から
「さようならー。」
という声がしたのです。

なんと、それは古川先生でした。
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