Keep Smile
「そうだったんだ。さっきは責めてゴメン」



「別にいいよ!!責めるのが普通だと思うしな」



大翔は笑って言ってくれた。



はるにぃはスゴイな。素であんな笑顔できるだもん



私は心の中でつぶやいた。



「美優。話の続きしてもいいか?」



私は「うん」と言いながら首を縦に振った。



「俺の病気は東京に行ったおかげで治った。
けど、その直後にゆうじいちゃんは病気にかかってしまったんだ。
癌という治らない病気に・・・。
ゆうじいちゃんの癌が見つかったのは非常に遅く、助かる可能性がかなり低かった。
それでも、毎日を一生懸命に生きようとするゆうじいちゃんの姿は凄くて、今でも目から離れないや」



大翔はゆうじいちゃんの事を思い出したのか、目が赤くなり始めていた。
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