晴天のへきれき?
お仕事がラブ?
*****




月曜日。

「先輩」

「なぁに。木村」

「ご機嫌ですね」


イチゴブリックを飲みながら考えて……


訝しい顔をした。


もちろん、手は動かしたまま。


「木村が手を動かしてくれると、もっとご機嫌だよ」

「あ。はい」

カタカタとキーボードを打つ音が聞こえて来て。

うん、満足。


「で、何で?」

「だって先輩。イチゴミルク飲んでるし」

飲んじゃ悪いかね?

「先輩はご機嫌な時しか飲みませんもん」


うぬっ


「そうなの?」

イチゴブリックのパックを見ながら、首を傾げる。

「そうですよ~。滅多にないですから~」

「……仕事が、スムーズだから?」

11時までのレジュメは終わったし、高木さんが珍しくミスしないし、お昼のA定食は当たりだったし?

「そう言えば。飲み会の時に室井チーフと消えましたよね」

「ああ。飲みに行ってた」

「色気のけの字もないんですね」

いや。

チエママのおかげで、ある意味ではお色気たくさん?

「何で、私が色香を振りまわさなきゃならん」

「先輩。女性ですから」

「見たまんまじゃないか」

「それじゃダメなんです」

何がだ。
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