キミに言いたかった言葉
保健室は裏庭側の校舎にある
生徒玄関の方が近いけど、目立つだろうから渡り廊下を通って向かうことにした
-----ガラガラっ
「先生〜」
保健室に入り、先生を呼んでみたが返事がない
先生の席にも姿はない
…勝手にベット借りようかな
確かここの先生、優しかったし
怒られはしないだろう
私はカーテンを締め
ベットに横になった
すると
ガラガラっ
保健室の扉が開いた音がした
先生が戻ってきたのかも
私は慌てて起きた
その瞬間
シャーっ
カーテンが開いた
「え」
「あ」
カーテンを開けた人が驚いている
だが、その人以上に私は驚いた
保健室の先生なんかじゃない
だってそこには
探していた
あの懐かしい面影をもった人がいたのだから
