キミのとなり
私が好きな人



私は涙を拭き、屋上へ向かっていた。
向かっている途中で花火がもう
空へうち上がっていた。



「ごめん!!遅くなっちゃって…」



「あー最初の花火見逃した(笑)
可哀想なやつー。」



「うるさーい。これでも全速力で
走ってきたんだからー!!!!!」



「へいへい。それにしても今回の花火
めちゃくちゃでけーし綺麗だな。」



「うん、確かにおっきいね★゛」



私達はしばらく無言で花火を見ていた。
すると飛雅が先に話始めた。



「お前くるの遅かったのって、
亜嵐と一緒に居たからか??」



「うんと、それもあるけど少し
考え事しちゃってて…。途中で
トイレとかもいってたからさ!!」



「ふーん。でもやっぱり亜嵐と
一緒にいたんだな。ていうことは
告白もされたのか。」



「うん、まぁ。
そういえば飛雅も好きな人に
告白するって言ってたけど、
どおだったの??」



「ん?あぁ。告白できてねーよ。
っつーかもうできねぇ!!!
もう、手遅れだと思うから。」



「そっかぁ。あたしはずっと好きって
思ってたのによく考えると相手の事
ちゃんと見れてなかったなって。
それにその人とは恋人同士よりも、
やっぱり友達の方が素いられるって
思ったから告白しなかった★゛」



「え?お前の好きな人って
亜嵐じゃねーの???」



「ん?亜嵐じゃないよ??」



「…。じゃあ、誰なんだよ。」



飛雅は突然寂しそうな声になり
表情も固くなってしまった。




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