腹黒王子様とお見合いした結果
外ではちょうど体育の時間なのか、
にぎやかな声が聞こえた。
早く会いたいような、まだ会いたくないような、
もやもやした中で瞼を閉じたその時だった。
「失礼します」
聞き慣れた声が耳に入った。
コツコツと、靴の音を鳴らせて中に入る。
うそ、本当に来たんだ。
「千草、いるんだろう?」
どうしよう、こんなにどきどきするなんてっ!
靴を履く足が震えてる。布団をはぐ手も。
体中がドキドキしてる。
「陸人、さん」