タイムスリップ❗~新撰組~
  そして、
  『気に入らない。』
  「は?」
  と、男は見下したように言う。
  『気に入らないって言ってんだよ‼謝ってんだ!許してやれよ‼それが
   男って者じゃねーのか‼』
  女の僕が男を語って言い訳がない。けど、そう思った。すると、
  「餓鬼が語ってんじゃねぇ‼」
  そう叫んだ後、男がこっちに向かってくる。そして、刀を降り下ろす。
  それを避けて男の背後にいき、その首を竹刀で撲る。すると、男が
  倒れ込む。急所に当たったようだ。
  『うるさいよ。愚図が。』
  僕は竹刀を肩にかけ、そう言って振り向いた。その時だった。
   
   
   近くにあったお食事処から、男が7人出てくる。倒れている男を見た後
  僕を見る。そして、小さな声で1人の男が他に向かって言う。
  「殺れ。」
  それを聞き4人が刀を抜き、僕を囲む。その4人全員の首を竹刀で撲る。
  が、2人は、起き上がってくる。急所に当たらなかったのだろう。その
  2人も撲ろうと、思い、振り返る。その時だった。強い目眩に襲われて
  その場にしゃがみ込む。目元を触ると、手に血がついた。斬られた所から
  たくさんの血が流れていた。立ち上がるが、ふらふらして戦いどころ
  ではない。それを見た男たちが一斉に斬りかかってくる。その瞬間...
< 3 / 33 >

この作品をシェア

pagetop