【完】すき、好き、大スキ。



今日も深呼吸を何度もして璃久の部屋へと入った。


何も変わらない璃久の部屋。


っても昨日来たところで、そうは変わらないと思うんだけど。



だけど!



今日は意気込みが違うもん。


頑張れ、あたし。

頑張って、璃久!



「何してん、座れば」

「あ、うん、だね……っ!!!」



かけられた言葉に、何気なく振り返ると

Tシャツを脱ぐ璃久の背中があった。



ちょ、ちょ、ちょっ!



ドクンドクンと重い音を鳴らし、
急速にスピードをあげる心臓。



落ち着け、あたし!



カーッと熱くなる頬。

それなのに離せない視線。



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