【完】すき、好き、大スキ。



「あ。そういや、さっきの男」

「ん? ……あー、一樹?」

「そう。明日、礼言うとけよ。我儘に付き合ってくれて“ありがとう”って」

「うん。って、えぇ!? な、何でっ」



知ってるの?


そう言いたかったのに。



「俺、頭良いって言うてるやろ?」



その言葉は璃久によって消されてしまった。



「もう、変なこと頼むなや?」

「……はい」



って、どっちが年上かわかんないじゃーん(泣)



< 246 / 381 >

この作品をシェア

pagetop