【完】すき、好き、大スキ。



「ふんだ! 馬鹿に出来るのも今のうちだけだもん!
あたし……璃久と対等になってみせるんだからっ!」



突然、立ち上がりそう言ったあたしに

ユリアはポカーンと口を開けて



「は?」



と、驚いた。



決めた。


たった、今決めた!

あたし、璃久と対等になるんだ!

かまって貰うじゃ駄目なんだ。


いつまでも、それで満足してるから、こんな事で不安になったり、イジイジしたりしちゃうんだもん!



「や、待って梢。対等って、それでもおかしいよ? あんた年上……」



何か言ってるユリアなんて無視だ、無視!



見てろ~~~、ユリア!

そして璃久!!!



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