恋愛上手になるためのルール
月曜日、お昼ご飯のあとで、中庭のベンチに腰掛けて、外の空気を吸っていたら、キャメロンが走って、駆け寄ってきた。



「みやさん、HOW ARE YOU?」


キャメロンのストロベリーブロンドの髪は、風になびいて、日に当たって輝いていた。


困ったような顔をして、私を眺めてから、意を決して、口を開いた。



「どうしてた?」



「ショッピングしたり、ご飯食べ行ったりしたよ、日曜日は。キャメロンは?」



「いや、別に、サーフィンには行ったかな」



「そう、良かったわね」



そう言って、私は立ち上がった。



「あ、みやさん、ちょっと待って」



「なあに?」
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