柊が2人の合言葉♡

「大変失礼いたしました。お詫びとして皆様のお食事半額とさせていただきます。すぐに券を手配いたしますのでしばらくお待ちください。」
柊夜・・・。1番ショックを受けているはずなのにそんな素振りを見せない。
すごいね。柊夜は強いね。
でも、本当は強くない。
自分の中でどんどん溜めていくってことを知っている。
ずっと一緒に居たから分かるんだ・・・。
あ、半額ってクラスのみんな賛成してくれるよね?
その分売り上げが落ちるってことだ。
「わりぃな。俺ん家の家庭事情ここでやっちまって・・・。客に半額にした分は俺が出すから!心配すんな!売り上げは下げさせねぇよ!」
ニカって笑顔を見せる柊夜は心なしか寂しげだった。
「そんなの全然いいから。柊夜、大丈夫か?あんま人の家庭事情に突っ込みたくないけど心配だ・・・。」
中里 匠希くん(なかざと なるき)高校入ってから柊夜の1番仲のいい友達らしい。
「匠希・・・」
「ん?」
「お前いーやつだなー!!」
中里くんの髪をめちゃくちゃにして笑っている・・・
中里くんもやめろーとか言いながらも楽しそうだ!
「柊夜ー指名だぞー!仕事しろ!仕事ー!」
「いや!俺もう仕事終わったから!交代だから!w」
那璃くんが呼びに来た。
けど、あたしも交代だ!
今は柊夜と文化祭を楽しもう・・・
そんで、今はとりあえずこの文化祭を成功させなきゃ!
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