涙が枯れる日 Ⅰ【完】





そして家に帰って私はお父さんに電話を掛けた………





プルルル プルルル



「もしもし」



「お父さん?」


「桜花か!どうした?」



「あのね………この前の話なんだけど………。私、お父さんと暮らそうと思うの。」





「…………………ほ、ほんとか?」




「うん!やっぱり1人は寂しいし………」



「そうか!桜花と暮らせるなんて夢みたいだな」




「それでさ……どこに住むの?」



「今のお父さんの住んでいる家でもいいかな?」


「お父さんどこに住んでるの?」



「桜花に初めて会ったショッピングセンターらへんだよ」




なんだ………



遥斗と離れなくて良かった



「そうなんだ!じゃお父さんの住んでるところだね!」



「分かった、桜花の部屋は作っておくね」



「ありがとう!」


「じゃまた、色々と決まったら連絡してね」



「うんっ!じゃーね!」


< 254 / 366 >

この作品をシェア

pagetop