涙が枯れる日 Ⅰ【完】




「桜花は俺が信じられねぇか?」





遥斗の甘くて優しい声が耳元で聞こえた…




「そう言うんじゃないの……。怖いだけ」




私の言葉に遥斗は不思議そうな顔をした




「怖い?何が?」




「信じてもらえないのが怖い……」





私の声が少し震えた……

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