不滅の恋人~君だけを想う~

ジュラの挑戦



 数日後、自分の主張を押し切ってサロンにジュラを招いたフローラ。

彼の演奏を聴くために上流階級の夫人達や様々な文化人らが集まり、有意義な夜会となった。

「あら、ロマンチストの王子様はいらっしゃらないの?」

友人のシリー伯爵夫人がサロンを見回す。

「ええ。私がジュラを呼んだから…怒ってしまったみたいで…」

「まあ、王子様はご機嫌斜めなのね。燃え盛るのは黒い炎ってところかしら。今宵のベッドでは気をつけた方がいいわよ」

「えっ…?」

フローラがドキリとして冷や汗をかいた時、サロンの入口からレオンハルトが入って来た。

「あら、ご登場ね」

「え!?嘘!?」

来るとは思わなかったので目を見開くフローラ。

レオンハルトは部屋の隅の壁に寄り掛かると、押し黙ったまま腕を組んだ。


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