臆病な私でも恋はできるのか。
私にも少しはかかったものの、彰人くんの方がずぶ濡れだ。
彰人くんはタオルで髪を拭き、りおにきていたカーディガンを貸してもらっていた。
「ごめんね、沙織ちゃん」
「え…?」
「俺のせいでこんなことに巻き込んでしまって…」
「大丈夫です!こうして助けてもらったので」
二人が居なければどうすることも出来ずいただろう。
「そうよ!彰人が謝る必要なんてないわ!」
そうりおが言うと、
「そういえば…」
何かを思い出した彰人くんが少し怒り出した。