臆病な私でも恋はできるのか。




「ともちゃーん…」


「なになに、どうしたの?」


「メロンパン買えなかった…」


「また?」


「うん…」


私はこうして昼休み少しだけ幼馴染のともちゃんと話をする。

ともちゃんは私と違って明るくて優しくて…とても良い子だ。


「しょうがないな〜じゃあいちご牛乳あげる」


「え?!それともちゃんのでしょ?」


「だからあげるの!この間ジュースくれたでしょ?そのお礼に!ついでにこれで元気だして!」


「ありがとう…ともちゃん好きー」



そう言って縋り付くと、次の授業体育だからと言ってともちゃんはさらっと帰ってしまった。


そんなともちゃんも好き…!
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