へたれ後輩は魔法少女!?



雅也が次に目を覚ましたのは意識を失ってから2日過ぎた病室のベットの上だった


「…ん…。」

久しぶりの眩しい世界に目がくらみつつ雅也は目を開けた

…と、直後に飛び込んできたのは初対面にもかかわらずなんだか懐かしい声の持ち主だった

「あ!起きた! 君…平気かい?」



あの日の真っ黒な陰とは正反対に優しそうな顔つきの男性が雅也をのぞき込んでいた

「…ぁ、あなたは…?」

雅也は元々人見知りのため少しビクッとなって目の前の男性を見上げる


「あぁ、ごめんごめん。驚かせてしまった かな…。僕は風見っていうんだ。

 …あの日のこと覚えてるかな…?」

雅也はハッとなった

「お父さんは!?おかあさんは!?
 どこにいるの?まだ来てないの?」


男性は居るのになぜ両親がいないのか訳が分からなかった


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