銀髪と呪眼と赤い外套~夢の競演特別編~
紅の言葉に四門メグは頷いた。

「あんたを召喚したよりも大きい魔方陣をこれから描くわ。ちょっと時間もかかる。それまであんた達には囮になってもらう」

「何をするつもりだ?」

私が問いかけると、彼女はまた笑みを浮かべた。

「私って性格悪くてさあ…嫌いな奴にはとことん屈辱を与えて敗北に塗れさせてやりたいのよね」

「……」

誰かに似ているな。

私は隣の紅を思わず見上げた。

案の定、紅は四門メグの言葉に薄く笑う。

「胸のすく結果を期待させてもらっていいのだな?」

「お気に召すと思うわ」

そう言って四門メグは地面に己の血を垂らし始めた。

「十五分。何とか持ち堪えて」

































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