人生 ~私が生まれた理由~
1.私の存在

朝起きてご飯を食べる
学校に行くけど教室には入れない

そう、私は出来ない子なんだから。


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「あみー今日どーするー?」
「とりあえず、夜集合で」
「りょーかいでーす!」

私は杉本亜美。
中学2年の楽しいことが好きな女の子
好きな物は楽しいもの
嫌いな物は大人と家族

学校から帰り家に入ろうとする

あ、今は入れない

私はそう感じ取り部屋の窓から
家に入り素早く着替え荷物を持ち
さっさと出ていった

夜の11時
「あみーおそいよーー」
「りるごめんねー!」

この子は尼野りる
同い年の私と同じような子
家にも学校にも居場所がなく
こうして夜に何人かで集まる子

「あみー、今日どこで泊まる?」
「今日さー公園オールしない?笑」
「あ、それいいかもー笑」

みんなもそれでいいー?笑

そーきくのはりる

みんなというのは地元のメンツ
市のヤンチャな子が集まってる
大人からは嫌われる人柄のメンツだ

公園に行きみんなで騒ぎ
いつの間にか朝になっていた

今なら誰もいないはず

「りる〜あみさ1回家帰って
荷物とってくるわ」
「大丈夫?ついてく?」
「すぐ戻ってくるね!!」

そう笑顔でいい家まで帰った

まさか、この日を最後に
会えなくなるとも知らずに

家に着き誰もいないことを
確認した私はお風呂に入った

「ふぅーー、疲れたー」

ずっと外で寝泊まりしてた私は
きちんとした食事もしない
だらしない生活をしていた。

風呂から上がり涼しい格好で
ソファーに座っていると

「がちゃっ」

ドアの開く音がいた
嘘、まさか帰ってきたの?

無言でドアが開き足音が
どんどんこちらに近づいてくる

「おい亜美、おとなしくしろよ」
「やだ、やだやだやだやだ」

そう、わたしは
汚れた女の子なの

全身の痛みを我慢し
体中のあざを見つめた

これ以上ここにいたら殺される

わたしは荷物を持たずに
深夜の外を歩き回ってた

遠くに、あいつが追ってこれないくらい
とにかく逃げなきゃ

私は必死に走った
発作が出るなんて気にならずに
とにかく走った

するとそこへ一台の車が

「君どおしたんだ!?」

私は倒れ込みそのまま意識を失った
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