星の記憶
第1証エピソード0『変革の大地』


その日世界は変わった…
この変化した世界に適応しなければ…人類に明日はない
変わるのは世界ではなく
人類の方かも知れない…

第1証 エピソード0『変革の大地』

地球の温暖化 度重なる異常気象
自然界の恐怖の前に人類はなすすべもなく、ただ…その日は来た
世界は海水の下へ沈み
陸地は指で数えられるほどにしか充たない…
人はそれでも、小さな陸地で
日に日に増す 水位を見つめ
終演を待っていた…訳ではなかった
人は海中で生活する生物の生態を調べ それを人の能力として特化させる研究を続けていた

研究の成果は成否に関わらず、 張り巡らされた、わずかながらのネットワークにのり
人々の耳、目に入り それが世界に伝わる迄に それほど時間はかからなかった…

そして、ある日…事件は行った。


その研究施設から一つの黒煙が上がり、見えた火柱は一瞬にして施設そのものを呑み込んだ


翌日…焼け焦げた施設の調査にあたっていた調査団の報告書により
研究所の保有するすべてのサンプルが研究所から消えた事
研究所の権威である サイラム博士の消息が不明だと言うことが明らかとなる…

時同じくして、持ち出された『サンプル』を保有する
とされる謎の組織『シーズン』から電波ジャックが入る…

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