君の音と僕の音
出会いの日

最初の日

眠い。

始めて1行目の言葉がこれか。
まあ、悪くないね。

こんにちは、
僕はね、佐伯蒼(さえきあお)って言うんだ。

君は?










そうなんだぁ、へえ…

いい名前だねっ


…っと、こんな事してる場合じゃなかった
さっさと支度して学校行かないと




「いってきますっ!!」

そう言って、僕は駆け出した。


走ってから10分後、学校に到着っ
ん、速い?そりゃね。

まあ、そんなことは置いといてーっ


…僕の通う学校は、歌唱の専門学校。
俗に言う音楽学校みたいなもんだね。

まあ…その…通うーなんて言っても今日が初めてなんだけどね。

でも、気にしてくれてないと信じてるよっ

さて、初めての学校。
最初の一歩を軽やかに踏み出し…

「いたぁっ!」

転けちゃった。
何もないところなのに。




ここで天然が発揮されるのかぁうへぺろ☆←



…いや、気にしないで。

改めて、踏み出そう。



新しい生活の第一歩を――――――――
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