王子なカノジョと姫なカレ




「私、あなたの事を何も知らなかった。

いや…

知ろうとしなかったのかもしれない」



「ハル…? いきなり、どうしたんだよ」



「私、拓斗が怖かった。

…ううん、拓斗じゃなくて、振るわれる暴力が怖かった。

逃げ出したかった。

誰かに、助けを求めたかった」



< 99 / 221 >

この作品をシェア

pagetop