いい加減、好きって言わせろ
Kiss

「おはよう」

「オッハヨー」

「おはようございます

すみません、泊めてもらって」

星真くんのピンッとはねてる寝癖が可愛かった

こんなのは、今だから見れるんだなー…なんてね


「全然いいのよ~

おばちゃん、星真くんのためにはりきってたくさんご飯作っちゃったからいっぱい食べてね」

「よく寝れたか」

「ははは、おかげさまで」

「ごめんなぁ、飲ませてしまって」

「いえいえ、とっても楽しかったです」

いつの間にか、星真くんうちの家になじんでるし

「あぁー、目覚めてすぐにイイ男がいると目覚めがいいよね~」

お姉ちゃんは、大学に通ってるけどいい人がなかなかいないみたい

「「「いただきます」」」

みんなで手を合わせて、綺麗に盛り付けてあるお母さんの手料理を食べる

「お母さん、美味しいです

琉奈は幸せだな、こんな優しい家族に恵まれて」

「どうだね、星真くん

うちで生活しないか?」

「だから、お父さん調子に乗らないで!!」

「いえ、俺は今日泊めてもらっただけですごく嬉しかったので……十分です」


「いやー、俺も星真くんがいたら毎日が楽しいんだけどな」

「ありがとうございます」

星真くんの笑顔は格別だ
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