いい加減、好きって言わせろ
頭が、頭が……痛い……
眠れなかった……
「おはよっ」
「あぁ、おはよう……」
咲水はいつもの可愛らしい笑顔を朝イチから見せてくれる
「どうしたの?
顔色が悪いよ……
何かあった?」
「眠れなかった……
でも大丈夫
気にしないで」
「なんかあったんなら、話しなよ!」
私は咲水に、昨日あったことをすべて話した
恋って、こんなに苦しいものなの?
いつの間にか嗚咽が漏れて、咲水の胸に抱きついてきた
「いいよ、思いっきり泣きなよ」
屋上の青い空の下で落ち着くまで泣き続けた
「琉奈はさ、優しすぎるんじゃないの?
王子にさ好きな人がいたとしてもさ、琉奈がしゃべるのは自由でしょ?
琉奈が王子を避けるのは違うんじゃない?」
「・・・」
「琉奈は王子に思いっきり気持ちぶつけなよ
それを言葉にしなくたっていい
態度や行動で表せばいいんじゃないの?」
「好きなんでしょ、王子のことが
だったら逃げたりしちゃダメだと思う
正面からぶつかってかないといけないと思う」
「……うん」
「まっ、琉奈のそういうとこが好きなんだけど」
「ありがとう、咲水」