指ドロボウ
タイトル未編集

「おっはよぉ〜美月♪」

緑が香るスッキリした夏の日こと…

美月、杏奈、翔、涼介の四人でキャンプに行くことにした。

「ねぇ〜ねぇ〜‼︎涼介、この水着かわいいでしょ‼︎」

タコのように顔を赤くした涼介は、
無言で走り去ってしまった。


「ん〜…似合わないかな…?」

「もぉ〜!美月って鈍感!照れてるだけだよ笑笑」

杏奈に続いて翔も、数回頷く。

「ふ…ふぇ⁈な…なな…なわけないじゃんっ‼︎‼︎」

「そおかなぁぁあ〜〜?」

「2人ともぉ〜泣もう知らないっ‼︎」

結局、美月も何処かに走って行ってしまった。
美月と翔は、少し見つめ合った後

「プププッ」

と笑った

「さてと、俺は2人を呼んでくるとしますか〜〜」

頭を掻いてあくびをしながら歩き出した翔の後ろ姿に杏奈は少しドキドキしていた

「あ…うん!じゃあ、私昼ご飯作っておくね」

杏奈は1人、包丁で、野菜を切る音を鳴らしていた

コツコツコツ…コツコツ…

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